( 両親と住む家住宅 )

受け継がれる「歴史」で繋がる家…山形県米沢市

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所在地 山形県米沢市

【コンセプト】
何を考えていたかというと、
「関わり」を考えていたように思います。
既存住宅と蔵との間に建て、
双方との関わりをどのように保つか。
その新しい住宅の中で、3世代の関わりをどう考えるか。
地域特有のコミュニケーションや風土とロケーションに対してどう係るか。
そして、百数十年間受け継がれた家の
記憶との係り方を考えていたように思います。

【設計者コメント】
「半人前の自分が家長を継ぐことに戸惑いつつも、
これからのW邸のことを想い、新しい暮らしをこの地にすることを決心し、
後藤組さんに託します。」の旨を思い出します。
こうした家族の負託を真摯に受け空間を創る。
やはり私たちの仕事は責任が重い仕事であると感じました。
竣工
お客様の声 これまで住んでいた家は、先祖代々受け継いできた家でしたが
老朽化が進んでいるため、近いうちに建替えを考えていました。
そんな時にfaceの家の完成内覧会に伺う機会があり、
その内覧会で、木の香りや風合いになぜか心が安らぎ、
無垢の木を素足で歩いたときの肌触りが心にとまりました。
先祖代々受け継いできた家を
取り壊すということに戸惑いもありましたが、
古い家に使用していた
梁材や窓ガラスを新しい家の一部として生かしてもらえたことで、
我が家の歴史を伝え残すことができ、
古い家の歴史を新しい家に紡ぐことができました。
「無垢の木は時間を重ねるにつれ、味わいや風格が出てきますよ」
という担当者の方の言葉のとおり、
子どもの成長と共に無垢の木の変化を楽しみたいと思います。